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初めに
本記事では、変数に格納した値をメッセージダイアログに表示してみながら動作を確認していきます。
変数とは
変数とは、プログラム内で使用する値を格納することが出来る「入れ物」です。プログラム内で求めた計算結果などが格納でき、その格納した値を書き換えることも出来ます。
変数宣言の構文
変数を使用したプログラム
変数に文字列を格納
変数に、「Hello world」を格納してメッセージダイアログに表示します。
文字列を変数に格納する場合は、「型」を「String(文字列型)」にする必要があります。
1 2 3 4 5 6 7 | Sub HensuStr() Dim str As String str = "Hello world " MsgBox str End Sub |
変数に整数を格納
変数に、整数を格納します。
その格納した値を使用して、足し算をした計算結果をダイアログに表示します。整数を格納する場合は、「型」を「Integer(整数型)」にする必要があります。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 | Sub HensuInt() Dim a As Integer Dim b As Integer Dim total As Integer a = 1 b = 1 total = a + b MsgBox total End Sub |
応用編
変数とは、どのようなモノなのかがイメージが付いたのではないでしょうか?ここからは、上記で作成した「HensuInt」を元に変数宣言の他のパターンについて説明していきます。
変数に初期値を設定
「HensuInt」で作成したプログラムを少し改良しています。
変数の「a」と「b」の宣言時に初期値を設定します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 | Sub HensuInt() Dim a As Integer: a = 1 Dim b As Integer: b = 1 Dim total As Integer total = a + b MsgBox total End Sub |
上記のプログラムを実行すると同じ結果が得られます。
以下のように初期値を設定することで、コーディング量が減ります。
修正前
1 2 3 4 5 6 | Dim a As Integer Dim b As Integer Dim total As Integer a = 1 b = 1 |
修正後
1 2 3 | Dim a As Integer: a = 1 Dim b As Integer: b = 1 Dim total As Integer |
複数の変数を同時に宣言
変数の型が同じ場合に限りますが、同時に変数を宣言することが出来ます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 | Sub HensuInt() Dim a, b, total As Integer a = 1 b = 1 total = a + b MsgBox total End Sub |
以下のように3行で変数宣言を行っていましたが、一行にまとめて宣言することが出来ます。
修正前
1 2 3 | Dim a As Integer Dim b As Integer Dim total As Integer |
修正後
1 | Dim a, b, total As Integer |
まとめ
VBAの変数宣言について解説しました。
他にもVBAについて解説していますので、参考にしてみてください。
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