今日多くの仕事はAIに取って代わられると言われています。
そんなAIを作り出すプログラミング言語で覇権を取っていると言えるかもしれない言語「Python」。
今回はそんな「Python」についてご紹介したいと思います。
AIってなんとも魅力的な単語ですよね。
まるでターミネーターの世界がそこまで来ているかのような気さえします。
どんな言語?
基本説明
まず、Pythonとはどんな言語なんだろう?
Pythonは1990年頃に開発されたプログラミング言語です。
macOSやUnix系のOSには、標準でPythonが搭載されていたりします。
バージョンは大きく分けて2つあり、標準でインストールされているバージョンが2.x系である場合がほとんどだと思うので、今後Pythonを学んでいく際は、必ず3.x系バージョンをインストールして、環境を整えましょう。
僕のmacも標準で入っているPythonは2.x系でした。
Python2.x系は、バージョン「2.7」が最後のバージョンとなり、2020年度を目処にアップデートも終了予定
インストールについてはこちらに書いています。
どんなところで使われているか
Pythonでどんなものが開発されているのでしょう。
Pythonをマスターすればこんなものが開発できる?・・・
皆さんが普段使っているあんなものこんなもの、実はPythonで開発されていたりします。
- YouTube
- Dropbox
- Evernote
今誰もが使っているアプリの多くがPythonで開発されていることがわかります。
GoogleなんてまさにAIって感じがしますね。どんなものを検索結果の上位に表示させるかなどAIが大活躍しています。
Youtubeでも常にAIが動画をチェックして、広告の表示非表示などを判定しています。
SNSの分野でもPythonが活躍していますね。
強みは?どんなことができる?
AI・画像認識・音声認識
上記に書いた通り、PythonはAI分野、企画学習で利用されていることが有名です。画像認識、音声認識などに強みがあります。
ゲーム
Pythonはゲームの開発もできます。
簡単なゲームからRPGまで作成出来、開発するためのライブラリ、ゲームエンジンを使うことができます。
※ライブラリについては後述しています。
ゲーム開発に関する書籍もたくさん出版されているので、初めての人でも遊びながら学べるかもしれません。
Pythonでつくる ゲーム開発 入門講座
Pythonのインストールするところから丁寧に書いてあります。
変数の使い方、条件分岐など、プログラミングの基礎を経て実際にゲームを開発するとこまで学べます。ミニゲームから本格的なゲームが開発出来ます。
Pythonでつくる ゲーム開発 入門講座 実践編
Webアプリケーション
こちらは言わずもがなですよね。
前述したとおり、YouTube、Instgram、EvernoteなどがPythonで開発されていることからこれらの開発に適していることがわかると思います。
難易度は?
学んでみたいけど、Pythonの難易度ってどのくらいなのだろう?難しいの?
比較的簡単で覚えやすい言語
と言われています。
ほー、どんなところが簡単なんだろう。
ライブラリが豊富
まずライブラリとはなんやってことですが、簡単に言うと予め準備されている道具(材料)のようなものです。
例えば、車を作ろうと思った時に、鉄材やらなんやらいちから作るより、部品が予め出来ている方が楽に作れますよね。
つまり、画像の下の状態から作るほうが楽ってことです。
ソースコードがシンプルにかける
Pythonはしばしば、ソースコードがシンプルに少なくかけると言われています。
これ何が良いと?と思うかもしれませんが、すごく重要です。コードソースが少ないといろいろ良いところがあります。
可読性が高い
コードが少ないとその分コードを読みやすくなります。修正なんかも少ないコードのほうが当然簡単に出来ますよね。
バグが発生しづらい
コードは書けば書くほどバグ発生率が上がります。少ないコードで書ければ当然バグも少なくなります。
バグ嫌だバグ嫌だバグ嫌だバグ嫌だ
構文規則が少ない
Pythonは誰が書いてもだいたい同じようなコードになるよう設計されています。
そのため学習もしやすいと言えます。
いろいろな書き方ができる言語の場合、人によって書き方が違う、ということがしばしば発生します。すると他人の書いたコードが理解しづらい。。。なんて状況に陥ってしまうこともしばしばあります。
Pythonはそうなる可能性が低く、他人の書いたコードも理解しやす言語と言えるでしょう。
使えると稼げる?
Pythonの技術者はどのくらい稼げるの?
平均年収
ビズリーチ様が2016年プログラミング言語別の平均年収を調査されています。
その結果によると以下の順位となっていました。
- 位:Python(651万円)
- 位:Perl(633万円)
- 位:Ruby(606万円)
調査結果によると、Pythonは平均年収1位のようです。
詳しい内容はこちらをどうぞ↓
年収中央値
こちらもビズリーチ様が2018年プログラミング言語別の年収中央値を調査されています。
その結果によると以下の順位となっていました。
- 位:GO
- 位:Scala
- 位:Python
GO言語はGoogleの開発した言語として有名ですね。
Pythonは3位となっています。
詳しくはコチラ!↓
どうやって学習するか?
本で学習
誰もがまず考えますよね。
やろうと思えば明日からでもできます。
メリット
- 自分のペースでできる
- やる気次第でどんどん学習できる
デメリット
- 挫折しやすい
- 明日でいっかってなりやすい
- つまずいたときに解決に時間がかかる
入門本
上に記載した本もありますが、入門書をご紹介したいと思います。
Pythonの絵本 Pythonを楽しく学ぶ9つの扉
Python 1年生 体験してわかる!会話でまなべる!プログラミングのしくみ
スクールで学習
メリット
- わからないことの解決が早い
- 本格的な開発ができる
- 周りに人がいることで切磋琢磨できる
デメリット
- お金がかかる
オンラインでやってみる
実際にスクールに通うことは時間がなかったり、遠かったりでなかなか難しい方は家でオンライン授業を受けてみる選択肢もあります。
無料で説明会を受けることができるサービスもあるので、聞いてみるのもあありでしょう。
第13回 日本e-Learning大賞
プログラミング教育特別部門賞
まとめ
今回はPythonについてご紹介しました。
AI、データ解析、Webプログラミングなど今後成長していく分野が盛り沢山な言語であることがわかっていただけましたでしょうか。
今後さらなる需要も増えてきそうなPythonの魅力、少しでも伝われば幸いです。