Webとは、World Wide Webの略称で、インターネット上にあるテキスト、画像、音声、動画などの情報を提供するプラットフォームです。
皆さんがよく利用するWebサイトは、HTML、CSS、JavaScriptなどで構成されています。
このWebサイトが表示される仕組みを本記事では説明していきます。
クライアントサーバーモデル
クライアントとサーバーの違い
クライアントは、サービスを利用しようとコンピュータなどの端末で、サーバーはサービスを提供するコンピュータになります。そして、WebサイトのデータがあるサーバーのことをWebサーバーといいます。
リクエストとレスポンスについて
レスポンスとは、「https://share-ob.com/」のURLをブラウザで実行して、本ページを表示することを要求することをリクエストといいます。レスポンスは、リクエストに対する返事(応答)になります。
つまり、Webサイトを表示する際に、クライアントからリクエストをWebサーバーに投げる。
それにより、Webサイトのデータがリクエストされて、ブラウザにWebサイトが表示されます。
ネットワークとインターネットについて
ネットワークとは、複数のコンピュータや機器を接続し、相互に通信できるようにしたシステムのことを指します。この世界中のネットワーク同士を繋いだものがインターネットになります。
URLの構造
URLとは
URLは、Uniform Resource Locatorの略称になります。
こちらが、本サイトのURL「https://share-ob.com/2023/03/19/web-basics/」になります。
そして、このURLを細かく見ていくと以下のような構造になっています。
スキーム | https:// |
ホスト(ドメイン) | share-ob.com/ |
パス | 2023/03/19/web-basics/ |
httpとhttpsの違い
httpsは、リクエストやレスポンスの内容を暗号化して通信を行います。
暗号化がされていないのがhttpになります。
暗号化されていない場合は、通信内容を盗聴される可能性があります。
つまり、暗号化されていないhttpのWebサイトで、個人情報を入力してリクエストを投げた場合、個人情報を盗まれる可能性があるということです。
IPアドレスについて
IPアドレスとは
例)IPアドレス:192.0.2.255
IPアドレスは、ネットワーク上のコンピュータを識別するための番号です。
このIPアドレスを使用して、ネットワーク上でコンピュータやデバイスの通信を制御しています。
リクエストを投げる際は、URLをIPアドレスに変換する必要があります。
DNSとは
DNS(Domain Name System)は、インターネット上のコンピューターやデバイスを識別するためのシステムです。簡単に説明するとURLをIPアドレスに変換するために使用されます。
まとめ
普段ブラウザで何気なくWebサイトを見ていますが、以下のような流れで表示されています。
①ブラウザでURL(https://share-ob.com/2023/03/19/web-basics/)を実行
②URLからDNSサーバーでIPアドレスに変換(192.0.2.255)
③IPアドレスからWebサーバーを特定してリクエストを投げる
④リクエストを受けたWebサーバーは、レスポンスを返す
⑤返ってきたWebサイトのデータをブラウザに表示